強く泣くことで無呼吸状態となり、脳が一過性の無酸素状態になるのが「泣き入りひきつけ」(憤怒けいれん)です。通常はすぐに呼吸が回復しますので、後遺症の心配はないといわれています。
「泣き入りひきつけ」が起きたら、顔を横にして寝かせ、衣服を緩めます。驚いて大きな声を出したり揺すったりせず、落ち着くようにやさしく声をかけてあげましょう。また、口の中にタオルや箸などを入れたり、人工呼吸をしたりしないで、静かに回復を待って様子をみましょう。泣き入りひきつけは1分程でおさまりますが、長く続いたり繰り返すようなら、受診することをおすすめします。